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「恥ずかしいと思ってる?」
「当たり前だろ、お前らの意見を無視して一人で突っ走って死にかけたんだぞ」
「全然恥ずかしくなかったよ?あの時のていとはカッコよかったもん」
「そーかぁ?」
結果的になんとかマキナとエルーが倒したとは言え、俺『だけ』死にかけたんだぜ?
弱いくせに虚勢を張って行動するって恥ずかしいと思うけどな。
「うん、だって私たちに怪我させまいと一人で突っ走ったんでしょ?」
「さあな…そうかもしれんし、違うかもしれん」
もうあの時の考えなんて覚えてねぇよ。
「あんな大きい怪物に一人で立ち向かって行くなんて…ソレもちゃんと時間稼ぎもしてたなんてカッコいいじゃん」
「ソレはそうかもしれんが…」
もっとスマートな良い解決策もあっただろうに…
あの時の一番の解決策はきっと隠れて応援を待つ事だったと思う。
確実に逃げ切れたし、隠れる場所もいっぱいあったんだから。
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