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「…くっ、応援がやっと来たか…」
「ありゃりゃ、包帯だらけだね」
中に入ると包帯を巻いた怪我人がいっぱいだった。
「お前…ラグイーズ…か?」
「そだよー?他に誰に見えるのー?」
包帯を巻いた教官はショコラを見ると驚いたように聞く。
くそ!なんで顔見知りの教官なんだよ!!
他にも教官はたくさんいるだろ!
因みにユニオン兵士養成学校には教官だけで500人ぐらい居たりする。
だって生徒は毎年何万人って入学してくるからねぇ。
どんどん辞めていくけど。
いっぱい居る教官の内、俺と顔見知りなのは10人程度なんだが…運が悪かったようだ。
「いや…成長して更に可愛くなったな、お父さんは嬉しいぞ」
「急に父親面しないでー」
「冗談はさておき、お前のその斜め後ろに見えるのはまさか…!」
教官は少し血の気が引いたような顔になって俺を指差す。
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