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「こいつは俺がやるから下がってろ」
「え?でも…」
「ブモァ!!」
「そら来た」
「きゃっ…!」
突然変異体のパンチを女の子の肩を抱いて横に飛び一緒に避ける。
「あらら、コンクリの床を余裕で打ち砕きますか…」
「グラベぇ!!」
「こりゃ…避けるのは無理っぽいな」
「あっ!」
人間の言葉のような咆哮とともに突然変異体は蹴りを放ってきた。
体躯には合わない速度の蹴りを一緒に避ける事は不可能だと判断して女の子を突き飛ばす。
「ゴオオ!!」
「あら」
剣でガードしたものの、突然変異体はそのまま蹴り抜くように俺を吹っ飛ばした。
「まあ予想済みだけど…な!」
空中でくるんと体勢を変えてガラスに着地する。
そして床に落ちる前に突然変異体に向かって飛んだ。
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