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そして6m強あった身長が最終的には1/3の2m強に。
色々と圧をかけて収縮したんなら…単純計算でおそらく力は元の三倍。
「すー…はー…すぅ…ふっ!」
「…マズイかも」
深呼吸してるのを見て俺が呟いたその瞬間、突然変異体は一瞬で目の前に現れ黒光りする蹄で殴りかかってきた。
「やっぱり」
瞬間的に剣でガードするとギイイン!と硬いものがぶつかり合う音がして吹っ飛ばされる。
「ははははは!!」
「人間みたいな声を出しやがって」
突然変異体は吹っ飛んだ俺を追いかけるように走り出した。
またしても空中で体勢をくるりと変えて壁に着地して、飛びかかる。
「ははは…は!?」
「バカだねー」
飛びかかると直ぐに両者がぶつかるぐらいの距離が既に詰められていたけど別に驚きはしない。
それとは対照的に、突然変異体は飛びかかってきた俺を見て驚いたような声を上げ迎撃しようと蹄を振りかぶった…が対応が遅すぎる。
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