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「右腕もらい」
すれ違い様に突然変異体の右腕を斬り飛ばす。
「くはっ!くははははは!!」
「スキだらけだぜ」
無くなった右腕の方を見て高笑いする突然変異体を後ろから突き刺した。
「すき…だら…け?」
「うわ…牛頭のくせに人語を解するようになってやがる」
すぐさま剣を引き抜いて首を刎ねようとしたがしゃがんで避けられてしまう。
避けられはしたが剣を振った勢いを利用して体を捻り後ろ回し蹴りを顔面に食らわせた。
「はは!ははは!スキだらけだぜ!」
「マジかよ…」
確実にクリーンヒットしたにも関わらずしゃがんだ状態から微動だにしない。
左腕でのカウンター的なパンチを、突然変異体の頭を押すようにして後ろに飛んで避ける。
「マジかよ…」
「オウムのように言語を真似しやがって…ムカつくぜ」
この突然変異体、かなり知能が高いのか俺の言葉を真似するように喋りやがった。
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