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「は…は…なか…なか…たのし…かったぜ…と」
再生→刺す→再生→刺すを何十回も繰り返してる内に突然変異体は喋りながら力尽きた。
「今まで戦った実験動物の中でも上位に入るぐらいの強さだったぜ…」
全然血で汚れてない無名を鞘に納めて部屋を出る。
「遠間お前!強く…なったな!」
廊下に出るや否や教官が走ってきた。
「あー、ども」
「あれだけ強い実験動物を相手にほぼ無傷とは恐れ入った」
「ショコラの方はどうなってんの?」
適当に教官の言葉を受け流しつつ105に向かう。
「あいつの方は…」
「おおう、すげぇ」
ショコラのいる部屋を見るとワーウルフもどきが部屋中を縦横無尽に飛び回っていた。
「変わるかー?」
ドアを開けて一応ショコラに聞いてみる。
「えー、そっちはもう終わったの?」
「おう、結構ヤバかったけど」
あのまま普通に戦ってたら負けてたかもな…と呟く。
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