はじまり

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「ふーん。 ま、そういうことにしといてあげる! で、どんな子?どこで出会ったの?」 そしていつもの香織の尋問が始まった。 あー、怖い!と思いながらも素直に彼のことを話し始めるのもお決まりのパターン。 「教習所で出会った人で、同い年の爽やか少年! そして、なんと! …香織と同じ大学なんだよね。」 「えっ?!何で早く言ってくれなかったの?! …ふふふ、調べちゃお!」 満面の笑みの香織。 こわっ!絶対何か企んでるよ! 「あ~、絶対そう言うと思ったからあんまり言いたくなかった。」 ちらっと香織を見ながら 頬を膨らませてみたり。 なんかいろいろ企んでそうだけど 私を思ってくれてることはわかるから 結局お互いの顔をみて 「「ふふふ」」 って笑って 「「良い恋するぞーーー!」」 それがいつもの私たち。
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