第1章

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「先輩……です」 恥ずかしがりながらもそう答えた私に、分かった、俺と同じ学年でしょ?と先輩は言った。 「なんでわかったんですか」 「同回なら丹下で、上回なら日向って思ってたから」 鋭すぎますよ、先輩。 それに日向さんの前でこういう話をしたくなかった。 そうじゃなかったら、いませんよ、と笑えたのに。
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