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また、しばらくぼーっと日向さんのことを見ていると、隣にいたほかの女の先輩がまた話しかけてきた。
「大門さんって好きな人いないの?」
もういいや、とやけになった私は頷く。
「え?どんなタイプの人?」
しばらく黙り込んでしまった私になおも先輩は聞き出そうとする。
「甘えさせてくれて、頼りになる人、です」
「日向とか?」
さらっと言った先輩に私はまた真っ赤になった。
こくり、と首肯する。
「え?こんなタイプじゃなくて日向なの?」
もう一度私は頷く。
「そっかーでも日向かっこいいもんね。大門さんならいけるよー」
そう笑った先輩に私は幾分助けられた。
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