第一章 目覚め

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会社の敷地を出ると道沿いの木々が黄色や赤に色づき始めているのに気がついた。 もう秋か…。 秋という季節は、人を感傷的にさせる。 付き合い初めはこんなんじゃなかった。 彼も、私も。 紗江理は二人が出会った頃の記憶を思い返した。
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