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彩る紅葉 夕日に照って
錦の衣 山肌走る
風に吹かれてそよそよ舞って
谷間を流れる水面に落ちる
色濃く薄く濃淡付けて
水面に無数のしがらみ掛ける
錦の紅葉 月夜に輝って
淀む世界に華飾る
汚れ社会に色付けて
陰る視界を輝かせる
荒んだ心に潤い与え
燃える朱色に血がたぎる
十二単の衣着て
紅葉の神が顔を出す
早瀬の水が喜んで
淀むことなく流れてる
自由自在に形を変えて
段差を越えて突き進む
白いしぶきと音立てて
ドーンと激しく水落ちる
あなたの側で微笑んで
癒しの刻を与えてる
時に激しく奮起して
つかみ取れよと鼓吹する
†021114
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