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振り向くと
何十人を蹴散らし
冷たく笑う神崎と目が合った。
神崎「本当に滅ぼして良いんだよね?」
こいつ
一人でBLACKを潰しに来たのか?
神崎は俺に答えを求めるように
首を傾げた。
可憐に見えるその姿も
返り血を浴びた姿では
堕天使にしか見えない。
皆は救いを求める表情で俺を見た。
…こいつは本気。
『ふぅ。
勝手にしやがれ。
俺を潰したあとでな!』
俺は神崎へ飛び蹴りを喰らわした。
神崎は俺の足を掴み
背負う様に投げ飛ばす。
俺は空中で回転し
着地した。
俺の飛び蹴り
受け流したのはこいつが初めてだ。
『へぇ
楽しいじゃねぇか。』
神崎「やっぱり
族は大切みたいだねぇ。
それだけわかったら
もういいや。
そろそろ帰らないと怒られちゃう。」
『は?』
神崎「じゃーねぇ(^O^)/」」
神崎はピンクのバイクに跨がり
颯爽と手を振り
走り去った。
満面の笑みで。
…俺は
行き場のない視線を族の奴に向けた。
首を傾げる。
あいつ
なんなんだ?
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