4話
2/17
読書設定
目次
前へ
/
17ページ
次へ
羽振は下を向いたままの映子に顔を寄せる。 二人の眼鏡が音を立てて触れ合う。 息が頬にかかる距離。 煙草の匂いはしない。 コーヒーの匂いはかすかにする。 男の人の息。 映子の口が、前歯が、開く。 上を向く。 カツン。 もう一度、眼鏡がぶつかる。 映子は反射的に顎を逸らせた。 羽振は顔の角度を変えた。 唇と唇を重ねやすいように。
/
17ページ
最初のコメントを投稿しよう!
40人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
29(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!