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「これから宜しくお願いしますね」
「ありがとうございます。それでは失礼致します」
相楽と並んで頭を下げる。
取引先との打ち合わせは
何の滞りも無く済んだ。
そして再び車に乗り込み
次の取引先へと向かう。
その間も余計な
会話は一切無い。
そのお陰で、
完全に同僚モード…
仕事のパートナーへと
私の中で切り替えられた。
心がささくれていても
気になんかしない。
気にしてたら
仕事なんて出来ない。
終わった事。
いつ迄も引き摺る私じゃない。
兎に角、仕事に集中した。
余計な事を思い出さない様に。
『何があろうとも笑顔で返したら良い』
そう。
笑ってればいいんだ。
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