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打ち合わせと挨拶回りも一段落し、資料纏めに社に戻る事に。
会社の地下駐車場へと
ゆっくりと車が停められ
シートベルトを外して降りようとした。
「お前、どういうつもり?」
「は?何が?」
横から唐突に投げ掛けられた質問。
思わず眉間に皺が寄った。
「何も言わねーの?」
「…何が?」
相楽の目線が私を射る。
完全にプライベートな思考をシャットアウトしていた為
何が言いたいのか理解出来ずにいた。
「ま、お前もそれなりに楽しんでたみたいだしお互い様か」
「何を言って…」
相楽の目が私を蔑んでいる。
それを見て理解した。
自分のした事を棚に上げ
私も浮気をしていたと思っているんだと。
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