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無駄に心拍数上げさせられた…
何なのよこの男は。
何を考えてるんだか本当に分からない。
「で?どうします?」
「は!?そう易易と誰とでも寝る訳ないでしょ!」
ふざけんな!そう思いながら言葉を荒げた。
すると、桐島の目が見開いた。
意外だとでも言いたいのだろう。
苛々とささくれ立つ感情。
「あのねぇ」
「食事の事を聞いたんですが?」
「…は?」
「食事の約束で待ち合わせてましたよね?」
「……」
…食事?
どうやら早とちりだったらしい。
桐島の鋭い視線が痛い。
いや、ずっと鋭いけど。
いつも無表情だけども!
何か腹立つ。
「桐島の奢りね」
悔しいから何でもない顔して
奢らせてやる。
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