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「すみません、おかわり」
空のジョッキを掲げ
店員に声をかけた。
「飲み過ぎですよ」
「別に酔ってないからヘーキ」
横から突き刺さる視線など無視。
飲まなきゃやってられない。
分かったつもりでいた筈の男に裏切られ。
訳の分からない…
いや、何を考えてるんだか分からない男に絡まれ。
どうしろというのだ。
絡むと言うよりは
お節介な感じだが。
世話になっておいて
こんな事を思う私もどうかしてるのかもしれないけれど…
何が悲しくてこの眼鏡と
仲良くしなきゃ…とか。
仕事…今後やり難いなとか。
早く部屋を探さなければとか。
考えなきゃいけない事
あり過ぎなのよ。
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