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桐島に協力して貰ってる手前
会社で係わらずにはいられない。
きっと、面白おかしく噂を立てられるだろう。
それが桐島の狙いらしいけど…
しかし、腑に落ちない。
私には吹っ切ると言うメリットが有る。
が、桐島には何のメリットも無い筈だ。
寧ろ、犬猿の仲の私との噂だなんてデメリットでしかないだろうに。
何か…それなりの理由がある?
こうする程、何か価値がある?
いや、それにしてもこうなるだろうか。
わざわざ私に一部屋貸すだなんて。
本当に何を考えているんだか分からない。
はぁ。
浴槽に浸かりながら天井を仰いだ。
綺麗に手入れされている浴室。
ここだけでなく、
家中綺麗に手入れされている。
住み心地は良い。
…メガネさえ居なければ。
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