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「まさか夕飯がソレ?」
リビングでパウチのゼリーを飲んでいる桐島。
それを見て思わず声を掛けてしまったが
すぐに後悔した。
『干渉はナシだからね』
自分で言ったのに
早速…
桐島は目線を少しだけ移し
「何を食べようと勝手だと思いますが?」
無表情に言い放った。
「あ、そ」
そりゃそうだ。
別に、どうでも良いかと顔を背け
自室へと向かう足を
「素っぴん」
ぼそりと放たれた
桐島の声と
近寄る気配に
止められた。
そういえば、風呂上がりだった訳だが…
うっかり素顔を晒してしまった。
別に何を意識してる訳でも無いけれど
無防備に晒すべきでは無い事は確かだ。
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