新たな道

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ベンチに座って亜季を見ていると不意に声をかけられた。 「雄大じゃないか。 久しぶりだなぁ」 声の方を見ると海翔が立っていた。 「あっお久しぶりです!」 「なんだ、サボりか~?」 ニヤニヤする海翔に雄大は 「違いますよ!店のスタッフと買い出しです!」 雄大は亜季を指差した。 亜季は気がついていない。 「あれ~亜季ちゃん?」 頭を傾げてると雄大が 「亜季を知ってるんですか?」 「あぁ。 可愛いよなぁ~近くにおきたいくらいだ。」 「えっ?それって…。」 「はっはっはっ!冗談だよ!彼女がその気なら受けるけどね。」 「冗談キツすぎです…。」 「あっそうだ。 お前の初めてのスイーツ。選んでくれたの亜季ちゃんだったなぁ。 もちろん誰が作ったかは伝えてないが。」 「えっ!?」 雄大が目を丸くしてると海翔は 「また腕磨きに来いよ。」 と立ち去った。
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