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雄大は気分が沈んでいた。
亜季に言われたあの日から何もできず、気づけば亜季を目で追っている。
終わったはずなのになんでこんなに苦しんだ…。
今日、あいつはきっとイギリス行きをオーナーに言うだろう…。
今さら何ができるって…
行くなって言えたらどんなに楽か…
でも、あいつの幸せ邪魔したくない。
「はぁぁ」
思わずため息を吐くと
「当たって砕けろ」
そう言って百合が後ろを通った。
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