新たな道

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「すいません!結構混んでて。」 満面の笑顔で走ってくる亜季を雄大は抱き締めた。 「どっどうしたんですか!?」 持っていたドーナツの箱を落としそうになる。 「雄大さん!?くっ苦しいです!」 抱きしめる腕は振りほどけないほどしっかり亜季の体を包んでいた。 「…亜季。…くな。」 「えっ?」 「…行くな。 …あいつと一緒に行くな。」
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