Lesson 10 フカミニハマル② 【NATUKI】
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そこらじゅうに 文字を刻みつけてやった あの細い身体。 あいつが身悶えると 甘いミルクみたいな匂いがした。 しがみつく指先。 覚えたてのキス。 たまに前歯を当てて失敗する。 そのあとの困り顔が――たまらないんだ。
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