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少しの沈黙ののち天使が説明を始める。
「それでは改めて説明します。
村山 武(18)専門学生…あなたは確かに今日死にました。
それは神様の浮気がバレたため、奥様が出て行ってしまい、明け方までやけ酒した上に寝坊し、そのせいで地球の安定が崩れ、高速で居眠り運転していた大型トラックが一方通行の細道に瞬間移動してしまったのが原因です」
えっ!?
「つまり…死因はこいつの浮気?」
部屋の隅を指差す。
あれ?
いない?
『あっ!
それについてはごめんね♪』
神様はさっきの機嫌が嘘だったかのようにいつの間にか俺の隣にいた。
「軽っ!
ってかサラサラ坊ちゃん刈りの金髪で無精髭とかキモいんだよ!」
『髪型バカにすんな!
これは歴代の神が決めた伝統の神様ヘアーなんだよ!』
「マジで?!」
ってかほんとに神なのか?
こいつのせいで全く話が進まない…。
俺のせいでもあるけど…。
「もう!
そろそろ2人とも真面目に聞いてくださ~い!!」
天使が涙目でプンプンしながら
すねだした。
やばい…可愛い♪
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