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朝ご飯だった物体を片付けていると天界への扉が出現して中からショートヘアーで鎧を着た凛々しい天使がダッシュでやってきた。
「お待たせしましたー!ミカエル軍曹!」
緊張で全身ガクブルしたままミカエルに敬礼している。
とても親友とは思えない。
「あは♪ウリちゃんはいつも面白いですね♪」
そう言いながら彼女の頭を撫でてる。
いや!頭ごとグルグル回している。
今にも首が取れそうだ…。
やがてウリエルは目を回して倒れた。
「じゃ~そろそろロバートのとこに行きますよ♪ちょっとウリちゃんってば朝からゴロゴロしてないで早く行きますよ!」
ウリエルはよろよろしながら立ち上がったが方向感覚を失い俺の方にきた。
だが倒れそうになり思わず抱き締めてしまった。
ヤバい…死んだ♪
「ありがと…誰だか知らんが…貴様が勇者か?」
俺を潤んだ瞳で見つめてくる!
理性が飛びそうだ。
「違います。俺!武って言います」
「タケシ?強そうでいい名前だな…仲良くなれそうだ」
「俺もだよウリエル」
なんかいい感じになってしまった。
「タケしゃん!!!!」
振り返るとそこにはさっきまで美しい天使だった大魔王がいた。
~1時間後~
ミカエルの誤解を解き、2人の回復魔法で復活した俺はロバートの部屋の前にいた。
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