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「本当の事を言いなさいよ!弱味か何か重大な秘密を握って、それで 黎士を脅して恋人になったんでしょ!?じゃなきゃ、あまりにも不自然だわ!黎士があんたみたいに平凡な何の取り柄もない女を相手にするなんてあり得ない!!」    神原梨花子の言いぐさにカチンときた私はわざとフッと嘲るような笑みを浮かべてみせる。 「何、笑ってんのよ!?気持ち悪い」  神原梨花子は一瞬、怯み、後ずさる。
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