雨音

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蕾の回りを爪でなぞる。 彼が濡れはじめる こぼれ落ちる雫を指ですくい味見する 彼がもがく 更に雫をすくいあげ彼の蕾に塗り広げる 雫がとめどなく滴り落ちる もう指ですくいあげるのが間に合わないほど 私は音を立てて吸い上げる 口の中で跳ね回る感覚を楽しみながらなぶる 指先で蕾をなぞり差し込み内側の柔らかさを楽しむ
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