始まり

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「ただいまー」 シーン………………… 「って、誰もいないんだったな…」 幼い頃に両親が亡くなった時に残ったのは妹だけだった。 親戚という親戚にたらい回しにされ、妹と二人暮らしを決意した彼にとって見慣れた光景だ。 パチ,パチ,パチ 部屋の電気を付け、一息つこうとした瞬間にインターホンがなった。 「はーい」 妹か?と考えたが、宅配便の人だったようだ。 宅配物を受け取り、部屋へと戻った。 「何か頼んだっけな?」 記憶にない宅配物に疑問をもちながら、箱を開けてみた。 「ん?なんだこれ」 中には一枚のチップが入っていた。 「パラレルワールド?」 そこにはそう書いてあった。
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