第4話 皐月に香るは恋のストーム(2)

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「別に私が選ばなくても、彼女何でも喜ぶと思いますから……ミカさん一人で選べるんじゃないですか?」 「いやぁちょっと自信が……沙織さんはその日ギリギリまでお仕事なんでしょうか?」 「いや、別にその日は大丈夫ですけど……」 「じゃぁ、お願いします。パーティー会場は栄でしたよね?どこで買うのがいいかな?」 「それじゃ、ラシックとかにしますか?」 断りたいと思っているはずなのに……なぜ私は待ち合わ場所まで提案しているのだろうか。 「そこなら僕も分かります!それじゃ、明後日ラシックで!6時に集合しましょう!」
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