プロローグ

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××20年、3月20日、 何てことだ。 何で俺は知恵を… 状況が理解できなかった。 ここは、ホテル? ベッドの上?? 今まで何をしていたのかはわからない。気付いたらここにいた。俺の頭から記憶が消えている? 何か、長い長い、壮絶な夢を見ていたような気がする。 が、そんなことには、今の俺には全くと言っていいほどどうでもよかった。 目の前の光景があまりに衝撃的過ぎたから。 俺の目の前には、 ブラウスを血で真っ赤に染めた智恵が倒れていた。 おそらく息はしていない。 そして俺は、 両手で包丁を握りしめながら、 ただただその光景を見つめていた。
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