第五話 久方ぶりの恋愛はJUNEで紫陽花な味がする(1)

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その日の夜、ようやくミカからメールが入った。 内容は、週末、三神の里の予約をお願いするもの。付き合う前となんら何も変わっていない上に、その予約はミカ一人ではなく、アルベルトと未華子も一緒だった。更に、行き帰りも4人になることが書いてあった。 あれ、やっぱり夢だったのかな?  あの日、ミカが言ってたことは、私も酔っ払って聞き間違えたのかもしれないし、ミカも酔っ払っていて、思ってないことを言ってしまったのかもしれない。 そう思う方が、しっくりくるように感じた。 ただ、もらった箸置きのことを思うと、そうじゃないようにも思えるのだが。  そして、また4人で三神の里に向かうことになった。
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