第五話 久方ぶりの恋愛はJUNEで紫陽花な味がする(1)

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「えっそうなの?」 「なんかね~そういう事になっちゃった……」 ちょっと顔を赤らめながら未華子は答える。 「いつから?」 「あのね~この間の創刊パーティーの帰り」 「あの日、アルベルトさん来てなかったじゃない」 「いや~あんまりにも疲れちゃってさ、何か飲み直したくなって、アルベルト誘ったのよ。それでね、二人で飲んでるうちに……ね!」 未華子は隣に座るアルベルトに向かってそう言うと、アルベルトも未華子に「ね!」と返した。
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