第五話 久方ぶりの恋愛はJUNEで紫陽花な味がする(1)

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とっても楽しい気分で眠りについたまでは良かったのだが、一晩明けて、冷静になってみたら、突然起こってしまったこの現実に困惑めいたものを感じ始めていた。  昨日は色んなことがあったし、お酒の勢いもあって、そのまま彼の言葉を受け入れてしまったけど……。  まず頭に浮かぶのは、未華子のことだった。 正直、ミカは自分には手の届かない人だと思っていたし、未華子が好きな相手なら、応援しようと昨日までは思っていたのに……。 結果、横取りしたわけではないけど、横取りしたみたいなことになっていて………。
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