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その瞳をあたしに向けて
あたしをその瞳に
映して欲しいの
その声をあたしに聞かせて
そしてあたしの耳元で
あの言葉を囁くの
アナタの腕に
あたしを抱き締めて
そしてあたしを
芯まで溶かすの
アナタの微笑みを
あたしに向けて
それだけあれば
あたしは何度も
生きられる
なんて欲張りなあたし
そしてあたしは……
アナタの中で
散っていくの
白い 白い 白い
欲張りなあたし
終焉
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