第27話

第1章 妹が放った爆弾

そして、私の心はこう言われて確かに動揺していたのだった。

この言葉を浴びせられた瞬間、ドキッとした。
その音は私の心の中で相当に大きな音を立て、
それが私の身体の中から外に漏れていないか
一瞬気にしたほどである。

私の心臓が本当に音を立てるわけでもなく、
そんなことはあるはずがない事なのに、
それを気にするほどに
私の心は動揺していたのだ。

何故ならそれは、きっと、案外的を外していなかったからである。