第2章

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「皆さん、おはようございます…生徒会長の高園麻里です、今回集まってもらったのは…」 「(んー…どうしても聞く気にもならないな…ボーっとして時間経つのを待つか)」 前で生徒会長が演説しているにもかかわらず、優は興味なさそうに聞いていた。 ----------------------- 「………以上で終わります、御静聴ありがとうございました。」 気付けば副会長の話まで終わっていた、それだけの時間を興味なく過ごしていた優。 「では、これで終わります…各自、次の授業の準備を済ませるように…。」 「おい優、お前ホント興味ないんだな。」 眠そうに教室に戻ろうとしていると、後ろからそう言ってきた。 「当たり前だろ、目立ちたくないんだよ。」 欠伸を隠さずにそう言った。 「はは、明日には本人のところに会長が来るらしいから楽しみだな~。」 明日のSHR始まる前に、会長直々に誘いに来るらしいようだ。
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