第2章

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「お前に声がかかる事でも祈ってやるよ。」 「サンキュー…とか言ってるとお前のところに行くような予感がしてしかたねーよ。」 そんなことをふざけながら喋っていた。 いつも通り、授業を受けて…今は昼休みだ。 「今日は何処で飯食うよ?」 「そうだな…屋上とかどうだ?」 「いいねそれ、じゃいこーぜ。」 二人は弁当箱を手に、足早に屋上に向かっていった。 屋上は開いていたが、誰もいなかった…。 「ラッキー誰もいないぞ、ここならのんびり食べれるな。」 嬉しそうな顔でそう言い、弁当箱を広げる聡。 「そうだな、ここで食べるのは違反でもないし…人がいないのには驚いた。」 「だな…じゃ、いっただっきまーす。」 聡はご飯を喰う時はやたらとテンションが高い、食事が何よりも至高の時間なんだそうだ。 「いただきます…っと。」 優はのんびり食べるタイプだ。
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