第2章

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「この人が…?ふーん…」 会計と言う腕章をぶら下げた女子は興味なさそうにしていた。 「それより姫乃、彼を知ってるの?」 「当たり前でしょ、優は私の弟よ?」 姫乃と呼ばれた女子はそう言うと同時に、優と姫乃と聡を除いて「えーーー!?」と思わず大声をあげた。 「そんな驚くことじゃないでしょ、隣良いわね?」 「駄目とか言っても座ってるよね…まぁいいけどさ。」 聡は小学生の頃からの親友だから姫乃が姉弟だという事を知っている。 姉の一言で、他の3人も昼食に同席することになる。 普段は誰も彼女達と同席出来ることがないのに、たまたま優と聡は全生徒の憧れの的である4人と一緒に昼食を食べる機会を得られた。 「せっかく一緒に食べるんだし、自己紹介でもしない?」 「さんせー…」 姉の一言に会計の女子がそう言う。 「じゃあ、優からよろしく~。」 「なんで俺から…まぁいいけどさ、えっと…1年B組の楯宮優です。」 簡単に済ませて、聡にバトンを渡した。
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