第2章

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「なっ…あれはほとんど聡が何かやらかして、それの巻き添えをくらってただけだぞ!?」 それからギャーギャーと言い合い始めてしまい、気付けば辺りは暗くなっていたのだが…それでも構わず何年振りかの口喧嘩は続いた。 ……… 「はぁ、何か疲れた…さっさと家帰って寝るぞ…」 「そうね…今日はもう寮に帰らないから、私の部屋はちゃんと片付いてるでしょうねー?」 疲れた二人は我が家の話をしながら家に帰宅した、一応片付けていたため特に何も問題は発生しなかった。 「やっぱり我が家が一番落ち着くわ、先お風呂入ってくるわね。」 「あぁ、お先どうぞ…」 優はいつものようにキッチンで軽めの夕食を作り出した。 「久しぶりに私が帰ってきたからって…覗いちゃだめよ?」 ふふふ…と笑いながら風呂場に向かっていった姫乃、それに対して優は見向きもせずに調理を続けていた。
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