第3章

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「優君、今は何も仕事たまってないよね?」 いつも通りに放課後になってから生徒会室に入ると同時に生徒会長からそう言われる。 「そうですね、昨日の分は終わってるので今は何もたまってないですね。何か急ぎの案件でもあるんですか?」 「えぇ、目安箱の中身を確認してほしいの…先生に呼び出されて時間が取れないの。」 目安箱…皆川学園のこうしてほしいとかーーーがあって邪魔だとかーーさんが迷惑…とかいろいろな意見投入する箱だ、入ってる内容はほとんどが生徒会役員に向けたメッセージばっかりなのだが。 「構いませんよ、でた意見ごとに手紙を小分けしておきますね。」 「お願い、ちょっと行ってくるわ。」 忙しそうに小走りで生徒会室を後にした。
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