第3章

3/10
前へ
/135ページ
次へ
「今日は珍しく他のメンバーがいないな…忙しいのだろうかね。」 「そんなことない、遅れてるだけです。」 ボソッと呟くと、後ろから少し不機嫌なオーラを漂わせながら入ってきた。 「九条先輩、今日はいつも以上に不機嫌そうですね…」 「ふん…今日もうざい男子が付け回してくるからイライラしてるだけ…なんで男子はいつもあーなのか、神経疑うですね。」 乱暴にカバンをソファーにぶん投げると愛用の回転椅子に深く腰掛けた、勢いよく座ったからか椅子は軽く回りだした。 「男子のストーカー行為をなんとかしてほしいって言う意見も度々出てますね、何とかならないものか…」 生徒の不安で毎度出てくるのは男子による女子への嫌がらせ…といっても、男子達は嫌がらせのつもりはない…一部を除いては 「ならないです、男子なんてケダモノみたいな存在…優と聡は普通の人間として見てるから安心してください。」
/135ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加