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「そういやよ、さっき先生が言ってたんだが…今日は生徒会の人員募集とかなんとかで朝のSHR終わったら体育館に集まるように言ってたぞ?」
「マジか…興味ないものに時間を取られたくねーな…。」
優がそう言うと、聡を除く他の男子のクラスメイトがこっちを睨むように見てきた。
「おい…生徒会メンバーがどんだけ憧れられてるのか忘れたのか?」
「あぁ…そうだったな」
皆川学園生徒会、それは全生徒に憧れを抱かれている学園の顔と言ってもいい…それほどの存在だった。
生徒会長から役員まで全員が才色兼備の女子で構成されている、そのメンバーを拝みたいが為だけにこの学園に入学した男子も少なくない…と言うよりほとんどがそれだった。
「まぁ…俺は生徒会に入らずひっそりと3年間過ごしたいんだよ。」
「昔から変わらないな、けど…もしかしたら入らされるかもしれないぞ?」
聡の言葉に思わずビックリしてしまう。
「はぁ?なんで?」
「何でも…今回の生徒会メンバーで募集してるのは…一年の男子らしいぜ」
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