陸の養子話

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で、各項目を検討しよう。 ①酪の目力に陸が勝つ。 ちひさきものは、みなうつくし の原則から行くと、陸に勝ち目はない。 だいたい、酪は、もう大人なのであるが、サイズは、子犬なのである。 シベリアンハスキーの半年目よりも小さい。しかも、酪は、流し目の達人である。 ②陸が里親志願者に嫌われまくる これは、紹介者の言を信じるなら、無理である。里親志願者は、柴5歳を承知の上で現れるのであるから、サイズもほぼ承知の上である。 それでも飼ってやろうという人に嫌われる振る舞いをするとは、考えられない。 ただ、里親探しと言うのは、おいそれと成功しない。志願者出現まで、相当なタイムラグが予想される。それまでに、陸が可愛がられないまでも、あきらめられたら、陸の勝ちである。 残された道は ③の 陸は、実用性で勝負する 道である。
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