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「…ただいま」
「んー、おかえり」
あの後もある程度の仕事を篠崎さんに教えて、自分の仕事を終わらせた私はいつもより遅い時間に帰宅した。
リビングに繋がっているドアを開けると仕事から帰ってきていたらしい母がソファに座ってくつろいでいた。…またビールばっかり飲んで…。
ソファの前にあるテーブルの上にはもう既に空になったビールの缶が二つほど置いてあった。
「明日もちゃんと仕事あるんでしょ?そんなに飲んで大丈夫なの?」
「いいじゃんあたしプロだし~」
「プロでも美容師でしょ、手元狂うよ?」
「あたし失敗とかしたことないし」
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