第1章~え?ここ……どこ?~

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まぁ、俺の性癖の話は置いといて……。 クリスティアの家はなんと言うか……如何にもファンタジー系の物語に出てくる町娘の家って感じだった。 「ただいま~って言っても誰も居ないんだけどね……」 「両親とかは?」 いや、さっき聞かないとは言ったけどコレは何と言うか……つい? 「お母さんは私を生んですぐに…お父さんは……うぅ」 「無理に話さなくて良い……悪かった、悲しい事を思い出させて……」 「ううん、大丈夫、優しいんだね(ニコッ!)」 うん、さっきの微笑みもこう言う状況で見れたら最高だったのにな。 まぁ、可愛い笑顔が見れたから良しとするか。 「はい、コレとコレとコレとね」 渡されたのは布の服と布のズボンとステテコパンツだった……何て事は無いけど、コレまたファンタジー系の物語に出てくる町の若い男性服だった。 「ありがとう」 「ソレ……お父さんの服なの」 「そうか……大切に着るよ、ありがとう(ニコッ!)」 「あ、ありがとう!」 うん、喜んだ顔も仕草も可愛い! 「お父さん……ね……私が10歳の頃に何処かに行っちゃったの……」 「そうか……」 「うん、私は親戚に預けられて、2年前にこの家に戻って来たの」 「親父さんとの……思い出の家……」 「そう……」 この娘は2年間、たった一人で一人で住むには少し広すぎる家に……。 「ねぇ」 「ん?なんだ?」 「貴方の話が本当なら、貴方はいく宛が無いのよね?」 「あぁ、うん、無い」 「じゃあ……さ……」 この展開はもしかして……。 いやいや、まさか。さっきまで俺を変態だって思って警戒しまくってたんだぞ?そんな事あるはずがない。 「いく宛が見つかるまで、ここに住まない?」 あったーーー!!そんな事あったーー!! 「え?君と一「クリスティア!」……クリスティアと一緒に?」 「うん!」 マジかよ……とうとう俺にも春が来るのか? いやいやいや、待て待て待て、彼女はまだ警戒してるんだぞ?手なんか出せるか! 「良いの?」 「襲わないならね」 「いや、襲わないけど」 「私と一つ屋根の下で生活するのは……嫌?(ウル)」 「任せろ!俺がこの家とお前「クリスティア!!」……クリスティアを守る!」 格好……付かなかったなぁ~……。
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