第1章

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「ぴったり。  ありがとう」 「お姫様、私めにさらわれてくださいますか?」 私の前に膝まづいて、手を差し出した。 「ブッ、何芝居がかってるのよ、  似合わない~」 「茶々入れるな、付き合えよ、この茶番に」 「ありがとう王子様、  どこへなりとも連れて行ってくださいませ」 私は洋成の手をとった。 ぶっ くくくっ 「似合わね~」 「もうっうるさいっ」
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