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「マジでか…」
ユウキは思わず呟いていた。
入学式の次の日、初めてのHR。
ユウキのクラス1-Cのクラスの担任は昨日の女教師だった。
「このクラスの担任になったシュテラ・アプフェルジーネだ。専門は魔方陣学、普通にシュテラ先生と呼んでくれ。よろしく」
ユウキはかるーくガンを飛ばされた気がしたが、気にしない事にする。
突然ガラッと教室のドアが開いた
「シーちゃん!うちのクラスの春休みの課題!」
青いネクタイの男子生徒。2年生のようだ。
この学校の制服は、男女ともにグレーのブレザー、濃紺のスカートかズボン、各学年色のリボンかネクタイという規定になっている。ちなみに、一年が赤、二年が青、三年が緑だ。
「シーちゃん?」「シュテラのシかあ…」「シューちゃんじゃないの?」「シューちゃんだとちょっと男の子みたいだからじゃない?」「シーちゃん…」「シー
ざわつく生徒たち。
シーちゃんが2年の男子生徒に歩みよる。
「シュテラ先生だが、何か?」
「シュ、シュテラ先生…春休みの課題で…す。」
ガクブルなる男子生徒。
「し、失礼しましたーーー!」
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