男勝りな美人教師はだいたい担任

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ナナの次の生徒が立ち上がる。と周りがザワザワしはじめた。特に女子が。 「ねえ、あの人」「えっ///かっこいいっ」「シルヴァ様…いつ見てもステキ///」 それは栗色の髪に茶色い目、甘いマスクに背の高めな男子生徒だった。 「シルヴァ・シルナです。こんな美しい女性教諭に教えていただけることを大変光栄に思っています。」 ニッコリシーちゃんに向かって微笑みかけるシルヴァ。周りの女子生徒がキャーと叫ぶ。当のシーちゃんはスルー。 「原石は黒。好きなものは、可愛いお姫さま皆です。よろしくね」 ここでウインク。 「ゲロォ」 ユウキが小声で言う。 「すっげーなアイツ…」 燈路も呆れ返っている。 「なんかこのクラス外れじゃね?」 「そーゆー事いうなよ。まだ半分も自己紹介してないぞ。」 「変人の元には変人が集まるんだよ」 「まさか…」 だが、その後シルヴァに触発されたかのように、個性豊かな自己紹介が連発し、ユウキの言ってたこともあながち間違いじゃない、と燈路は思わざるをえなかった。
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