男勝りな美人教師はだいたい担任

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オリエンテーションも終わり、やっと休み時間になった。 少し緊張感の漂う教室。まだ入学して二日目、当然といえば当然だろう。 もちろん、そんな事気にせず話しかけるお調子者はどこにでもいる。例えば… 「お前ケッコウ筋肉ありそうだよなー!中学んとき何部だった?」 (いきなり筋肉て) ユウキが心中で思わずツッコミを入れるような燈路の質問にも相手は嫌な顔せずに答えてくれた。 「そうか?野球だったけど、引退してからダルダルだぜ?」 そういって笑ったのは自己紹介でカイトと名乗っていた男子だ。 「野球かー!いいよな野球!」 「お前バスケ部だったんじゃねーの?」 「そーだけど、俺スポーツ全部好き」 「ま、俺もバスケも好きだけどさ。天堂は?」 「ユウキでいいよ。俺は部活やってなかったけど、バスケも野球もフツーに好きだよ」 ユウキは親しくなるまでは大体無難な回答しかしない。 ユウキの言葉に燈路がすかさず口を挟む。 「ユウキは空手の道場行ってんだよ!中学んときは都部ベスト4に入ったんだぜ!」 「なんでお前が自慢すんだよ」 「へえー!すげえじゃん」 カイトはかなり驚いている。
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