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カ「それじゃまるで僕がトラブルの原因みたいじゃないか!」
リ「現にお前が原因で起きたトラブルの数は明らかに麻子より多いぞ?」
以前麻子に話し掛けたイルネアを半殺しにしたり暗殺部隊を作ったり、麻子が知らないだけで大なり小なりカナルが原因でのトラブルはほぼ毎日起きていると言っても過言ではない。
カ「トラブル?あれは麻子に気安く話し掛けた新入りを躾ていただけだし、その他を取って見ても麻子を敬わない連中とちょっとO☆HA☆NA☆SI、してただけじゃないか。」
リ「お前のO☆HA☆NA☆SI、とやらが肉体言語だとは知らなかったな。」
今はこんな姿形だがこいつは元神だ、身体機能は人間など足元にも及ばない正真正銘の化け物級…更に全ての魔法を網羅しその上こいつは神の座を降りる時に幾つか天界から神器をくすねて来ているらしい。
カ「肉体言語だなんて暑苦しい言い方は辞めてくれないかな?
僕はただ物理的に訴えただけで…」
リ「それを肉体言語と言うんだが?」
麻「久し振りね、ハザ」
ハ「…お前は何時も神出鬼没過ぎて驚くに驚けなくなってきたぞ…。」
地下室を後にした麻子は新たな仲間の情報を得にハザの元を訪ねていた。
麻「別に損をした訳でも無いでしょう?」
ハ「…まぁ、仲介料をたんまりと貰ってるから多少の損でも今なら見逃せそうな気分だぜ。」
以前にも言ったが仲間とは対等な関係を築いておきたい、ハザに闇商人や奴隷商人を紹介してもらう変わりに国内で店を構えた商人達から仲介料を毎月払わせて居るのだ。
そしてその仲介料から必要経費を引いた額全てをハザの取り分として渡している。
麻「その様子だとだいぶ儲けているみたいね。」
ハ「あぁ、お陰様でな。
で?今回来たのは依頼の件か?」
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